医療法人寛容会 (老健さくらんぼ)

※担当者より

「介護老人保健施設さくらんぼ」は、全床認知症専門棟(定員80名)で、家庭生活への復帰を目指す要介護状態にある方のための医療・介護サービスを行っております。入所のほか、ご家族の都合(介護の疲れ、冠婚葬祭等)により家庭でのお世話が一時的に出来なくなった場合、ショートステイサービスもご利用いただけます。

回想法とは、過去を語ること等で、精神状態を安定させる効果が期待できる心理療法です。過去の懐かしい思い出を語り合ったり、誰かに話したりすることで脳が刺激され、精神状態を安定させる効果が期待できます。回想することで自分の人生の価値を再発見したり、当時の記憶がよみがえって情動が活性化したりすることが期待できます。さらに「話す」「聞く」「コミュニケーションをとる」という行為が記憶を維持し、認知症の進行を遅らせることにつながります。

私たちの認知症ケアは「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの柱を基本に行なっています。さくらんぼでは、ユマニチュードなどをモデルに自然と寄り添うケアを実践しております。相手の目線に立ち、しっかりと目を見て話すことや、コミュニケーションを取る際には、肩や手などを優しく触ってあげたり、できる範囲で自立できるようにサポートすることが、認知症の進行を遅らせたり、改善することに役立っています。

少人数で生活をともにしながらケアをする「グループケア」は認知症のケアとして適している方法と言われています。気心の知れた顔なじみのスタッフや他のご入居者様に囲まれて暮らす「安心感」が認知症の方にとってはとても大切なこと。たとえ認知症が進行して、ご家族の顔がわからなくなったとしても、この安心感が心の中にあれば、その方らしい人生を送っていく力にもなると言われています。

特に、認知症ケアにご興味のある看護師さん一緒に見学に行きませんか♬

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